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神戸型墓石は、上台の前に供物台がプラスされた形となっています。ただし細かいところでは、大阪型と線香立の位置が上下逆になっています。
墓石本体は、上から棹石（さおいし）、上台（じょうだい）、下台（げだい）の三段構成です。一番下には芝台（しばだい）が付いてますが、最近では墓所の縮小化が進むにつれ減ってきました。
神戸型の一番の特徴は、棹石の上部が平に加工されていることです。上台の前にあるのは供物台（くもつだい）と呼ばれるもので、お供物を置くところです。下台の前にあるのは、中央が水鉢（みずばち）と呼ばれ、手前に線香立てを取り付けます。たいてい水鉢を倒せば納骨口が現れます。また、家紋の彫刻もこちらにします。両脇は花立（はなたて）と呼ばれ、お花をあげる花瓶の役割をはたしています。